【決定版】オーストラリアでの仕事の探し方のコツは?求人情報集めから履歴書、面接まで
オーストラリアでの仕事の探し方には、日本と異なるポイントがいくつかあります。日系企業でもオーストラリアのローカル企業でも、求人情報の探し方、応募方法、面接の受け方などの正解を知っておくことで仕事探しはグッと楽になります。そこで、シドニーやメルボルンなどオーストラリアの都市部での仕事の探し方を中心に、郊外のファームジョブなどの探し方も解説します。
目次
オーストラリアでの仕事探しのフロー
オーストラリアで仕事を探し、実際に働き始めるまでの流れは以下の通りです。
- 求人情報を見つける
- メール/店頭で応募
- 面接、採用試験を受ける
- 試用期間(1日〜3カ月程度)
- 採用、仕事開始
オーストラリアの求人への応募方法は、メールでの履歴書送付が一般的ですが、店舗の場合は店頭に履歴書を持参するケースもあります。面接のチャンスをもらえたら現地へ行く、あるいは遠隔地ならSkypeのビデオ通話での面接の可能性も考えましょう。面接で採用担当者が興味を持ってくれたら連絡が来ます。
試用期間の有無は職種によります。たとえば飲食店や建設関係、農場などでは、面接後すぐに1日トライアルで働いて本採用に至る場合もあるため、仕事ができる服装で面接に行く必要があります。
シドニーやメルボルンなどの都市部に多いオフィスワークの場合は、1週間〜数カ月程度のインターンシップやトレーニング期間を経て本採用の契約に至ることもあるので、その期間が無給か有給か確認しましょう。
なお、オーストラリアの最低賃金はほぼ毎年改定され、2019年現在は週給は740.80ドル(38時間)、時給は19.49ドルです。これに該当しないケースも含め、オーストラリア政府のウェブサイトで確認できます。
オーストラリアでの仕事の探し方
オーストラリアの代表的な仕事の探し方は以下の5つです。
- 求人サイトから探す
- 貼り紙、企業ウェブサイトで探す
- 留学エージェントからの紹介
- 個人からの紹介
- 飛び込みで応募
日本と異なりオーストラリアでは4と5の方法も一般的で、特に個人からの紹介は、信用を重視するオーストラリア社会では非常に有効な仕事の探し方です。日頃から人とのつながりを大事にしていれば、「ちょうど今、私の職場で人材を探すところ」と紹介してもらえるかもしれません。求人情報の公開前に情報をゲットできれば確実に有利です。
店頭に飛び込みで「仕事を探しているのですが、ワーカーを募集していますか?」と履歴書を配り歩くというのも、オーストラリアに昔からある仕事の探し方。100枚以上の履歴書を配って仕事を得たという人もいます。
オーストラリアの求人用語
実際にオーストラリアで仕事を探しを始めると、以下のような用語がよく登場します。
レジュメ(resume/履歴書)
オーストラリアで手書きの履歴書が求められることは基本的になく、写真の貼付も不要です。オーストラリアの日本企業の求人に応募する際は、日本語と英語の両方の履歴書が求められるケースがあり、読みやすさ重視でオンラインの無料テンプレートなどを使えば十分です。
カバーレター(cover letter)
現代のオーストラリアではメール本文にカバーレターとして挨拶や短い自己PRを書き、履歴書を添付して送ります。カバーレターには、応募動機、仕事経験、現在の自分の状況(オーストラリア国内外のどこで何をしているか)などを簡潔に書き、履歴書に興味を持ってもらいましょう。
インタビュー(interview/面接)
オーストラリアでの仕事探しで、「インタビューに来てください」と言われたら面接のこと。オフィスワークならスーツやシャツなどを着用し、それ以外でもハーフパンツやサンダルなど肌の露出の多い服装は避けましょう。
カジュアル(casual)
オーストラリアの求人情報によくあるカジュアルとは、日本のアルバイトに近い雇用形態の一種です。カジュアルの主な特徴は「勤務時間・日数が固定でない」「有給休暇・病気休暇がない」「事前通知なく解雇が可能」という3点。他に、勤務時間が一定のパートタイムや、週5日決まった時間に働くフルタイムという雇用形態があり、これらには有給休暇や病気休暇、事前の解雇通知があります。
スーパーアニュエーション(superannuation/年金)
スーパーアニュエーション(通称スーパー)はオーストラリアの老齢年金。給与額の9.5%(2019年時点)を、雇用者が個人のスーパーアニュエーション口座に積み立ててくれ、支給年齢またはオーストラリアからの永久出国のタイミングで引き出せます。
タックスファイルナンバー(Tax File Number)
タックスファイルナンバー(TFN)は、オーストラリアで必須の納税者番号。オーストラリア国税局(ATO)のウェブサイトで申請すると、28日以内に郵送で届きます。勤務開始日にTFNがなくても、申請中であれば問題ありません。
クラシファイド(classified)
モノの売買、家探し、求人まで、幅広い生活情報が掲載されているのがクラシファイド・サイト。誰でも投稿できるため、情報の信頼度は自分で確かめる必要があります。
オーストラリアの求人情報サイト
オーストラリアでの仕事の探し方として、英語サイトだけでなく日本語サイトも利用できます。「オーストラリア全土」が対象の情報にはファームジョブも掲載されています。
日本語の求人サイト
オーストラリア現地で運営されている以下の日本語サイトでは、飲食、デリバリー、マッサージ、販売、営業、事務、IT、教育、美容、オーペアなど様々な仕事を検索できます。
- 日豪プレス(オーストラリア全土/シドニー、メルボルン他)
- Cheers(オーストラリア全土/シドニー、メルボルン他)
- TV(オーストラリア全土/シドニー、メルボルン他)
- DENGON NET(メルボルン限定)
- Go豪メルボルン(メルボルン限定)
- お仕事.com.au(オーストラリアの日本人向け求人情報まとめサイト)
英語の求人サイト
英語サイトで日本語能力や日本とのつながりを生かした仕事を探すなら、「Japanese」「Japan」などの検索ワードを使った探し方がお薦めです。
- SEEK(オーストラリア全土/大手求人サイト)
- Indeed(インディード)(オーストラリア全土/大手求人サイト)
- Jora(ジョラ)(オーストラリア全土/大手求人サイト)
- Daily Telegraph(デイリーテレグラフ)(シドニー中心/オーストラリアの新聞社のクラシファイドサイト)
- Job Search(ジョブサーチ)(オーストラリア全土/オーストラリア政府系の求人サイト)
- Ethical Jobs(エシカル・ジョブズ)(オーストラリア全土/環境や人権に配慮した求人専門サイト)
- Gumtree(ガムツリー)(オーストラリア全土/大手クラシファイドサイト)
オーストラリアでの仕事探しのコツ
オーストラリアでの仕事探しや面接においては、挨拶をしっかりする、目を見て話を聞く、積極的に質問をするなど、基本的に必要なことは日本と同じです。ただ、日本以上に自信のある姿勢が好感を持たれるため、履歴書でも、謙遜せず自己アピールは強すぎるくらいがオーストラリアでは適切です。
また、英語力に関わらず、誠実にコミュニケーションを図る意思や相手へのリスペクトを示すことで、「この人と一緒に働きたい」と感じてもらうことも重要です。
仕事の探し方や履歴書の書き方などに迷ったら、留学エージェントなどオーストラリアの現地情報をよく知る人に相談してみましょう。
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