2020-2021年度のOccupation Ceiling　これから永住に有利な職種は？

2020－2021年度のOccupation Ceilingが発表されました。

Occupation Ceilingはその年度（2020－2021年度は2020年7月1日~2021年6月30日まで）

にSkill Independentビザ(Subclass189)、及び

スキル地方VISA（暫定）(Subclass491via the family sponsored stream) 申請

用のインビテーション（招待状）の職業タイプ別年間発給数上限となります。

Accountantの上限が年々減少していましたが、

今年はさらに激減で1000（Auditors　1619）となっています。

但し、Occupation Ceilingは　State or Territory Nominated(SC190 & SC491)

Employer Sponspored　or Business Innocation and Investmentビザ

には適用されないことも同時に公表されております。詳細は以下リンクご参照ください。

今後、永住をパートナービザではなく自身の能力・スキルからとお考えになる際には

州スポンサー（Subclass491＆190)もしくは雇用主指名スポンサー（Subclass186)

が道を開くための道筋となっていきます。

州スポンサーは各州に枠数が割り振りされており、

その中でも、各州が全て枠数を使うかどうか、

という点も州の政策によって異なりますので留学から移民を期待したい、という場合、

事前の州リサーチ、職種リサーチは非常に重要です。

昨年度、25000の地方枠（本年度はまだ未発表）あるなか、

例年スポンサーに積極的な南オーストラリア州やタスマニアはその積極性は顕著です。

例えば、各州のSC491スポンサーの状況(2019年11月16日~2020年1月31日）を示すデータがありますが、

タスマニアは他州に比較し、SC491の招待数は圧倒的です。

移民政策に積極的なタスマニアは会計士の申請者もまた多数Inviteしています。

タスマニアが本当に必要な職種リストには会計はなく、

ここまでの数の会計士は必要ないことは明白ですが、

それでも現時点では一人でも多くの人に移住してもらいたい、

という状況が続いており、積極性が数値として表れています。

現在はTasmania州が必要な職種リストを公表し、

留学生はそのリストを参考にすることまで、

タスマニア政府は情報を公示していますが、より多岐に渡る職種の方へのシフトチェンジが行われていくことは予期されます。

（現時点ではリストにない会計の場合、どのようにその職種で生計を立てるからのプラン提出が必要）。

西オーストラリアは昨年まで非常に消極的な移民政策で地元の雇用を守ることを政策としていたため、

急遽11月から方向転換をしていますが、上記のSC491スタート時点ではその消極性がデータから伺えます。

Occupation Ceilingの話に戻りますが、

IT職種は職種が細分化されていますが、
枠は以下の職種の合計は18348、
会計士の18倍となります。

2611　ICT Business and Systems Analysts　*2,273
2612　Multimedia Specialists and Web Developers　1,000
2613　Software and Applications Programmers　*8,405
2621　Database and Systems Administrators and ICT Security Specialists　6670

他、Registered　Nurse（看護師）は例年のように17,859枠、

ChildCare Centre Managerは1000、Early Childhood Teacherは3,321

Carpenters and Joinersは6812、

Chef　2256

Motor Machanics 5205(STSOLへの変更可能性ありの職種）

Painting Trade Worker 3,303(STSOLへの変更可能性ありの職種）

全ての詳細は以下をご参照ください。

Occupation ceilings for the 2020-21 program year.
https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/working-in-australia/skillselect/occupation-ceilings