Pearson Test of English(PTE) / IELTS換算スコアの変更:IELTS7同等が65⇒66へ

2020年12月、オーストラリアの教育機関や移民局で英語の証明として使えるPTE(Pearson Test of English)とIELTSの変換スコアが変更されました。PTEの説明とともに今回の変更についてご案内いたします。

Pearson Test of English(PTE)とは?

比較的新しい英語能力の検定試験で、テスト会場にてコンピューターとヘッドセットを使用して回答するという形式のテストです。進学英語の技能を計測するため、講義やグラフ・チャートなどが含まれ、様々なアクセントを聞き取る課題も含まれます。

PTEを採用している機関

オーストラリア全大学、移民局、他 https://pearsonpte.com/the-test/who-accepts-it/

テストフォーマット

PTEのテストは約3時間で、スピーキング&ライティングリーディングリスニングの3つのカテゴリーに分けられます。途中で10分の休憩を挟むことができます。

 

パート 1: スピーキング & ライティング

<時間> 77~93分

<内容> 

  • 自己紹介
  • 音読
  • 文の復唱
  • 画像の説明
  • 講義内容を自分の言葉で説明
  • 短文回答
  • 書かれた文の要約
  • エッセイ (20 mins)

パート 2: リーディング

<時間>32~40分

<内容>

  • リーディング&ライティング:空所の補完
  • 選択問題:複数解答
  • 段落の並べ替えRe-order paragraphs
  • リーディング:空所の補完
  • 選択問題:単一解答

パート 3: リスニング

<時間>32~40分

<内容>

  • スピーチの要約
  • 選択問題:複数解答
  • 空所の補完
  • 正しい要約の選択
  • 選択問題:単一解答
  • 欠けている言葉を選ぶ
  • 間違った語句を選ぶ
  • 聞き取って書く

https://pearsonpte.com/the-test/format/

PTEに興味を持った方はテスト対策向けの公式アプリをダウンロードしてみるとテストのフォーマットが分かりやすいと思います。

テストセンターと費用

オーストラリア 375ドル

https://pearsonpte.com/the-test/test-centers-and-fees/

PTE Academicのメリット

・テスト結果が出るのが早い

テスト終了から多くの場合は48時間以内、遅くとも5営業日以内にはスコアが出ます。移民局にスコアを提出する場合はテストを予約する時点で結果を自動的に移民局へ送るように設定できます。教育機関等に結果を送るのもオンラインで簡単にできます。

申し込みはオンラインで365日受付。

テスト開始24時間前までに申し込めばテストを受けられる

・すべてコンピュータベースの試験でインタビューがない

IELTSと異なりインタビューがないので、緊張してしまう人はPTEを検討してみるのもよいかもしれません。

・人口知能(AI)による採点

人間の採点ではないので先入観の介入する可能性がありません。

PTEとIELTSのスコア換算表 **更新情報**

2020年12月、IELTSスコアへの換算に変更が発表されていますが、すでにお持ちのスコアがかわるわけではないのでご安心ください。近年のデータと研究を基に、より正確にIELTSスコアへ換算するという目的で発表されています。

PTE IELTS Table

上記の表をご覧いただくとおり、IELTS7.0相当より低いスコアは従来のPTEより低いスコアでIELTS同等となっています。

例)IELTS 6.0 は従来だとPTE50~57が同等とされていましたが、46~55へと変更

IELTS7.0相当以上のスコアは逆に従来より高いPTEのスコアがIELTSのスコアと同等とされます。

情報源:https://pearsonpte.com/articles/2020-pte-and-ielts-concordance-report-summary-and-faqs/#:~:text=As%20PTE%20Academic%20measures%20performance,your%20PTE%20Academic%20cut%20score.

現時点では移民局でのスコア変動情報は公示されておりませんが、今後変更が行われることとなると予測されます。
https://immi.homeaffairs.gov.au/help-support/meeting-our-requirements/english-language/proficient-english

PTE公式サイトの換算方法の対応は各機関次第となっております。

  • Our research is produced to allow Governments, Universities, and professional bodies to see how we have updated our score ranges against IELTS bands. It does not require them to make any changes or to take any action regarding your PTE test scores.
  •  
  • If universities, professional bodies (e.g. Nursing), or the Australian, New Zealand, or UK governments decide to review their PTE Academic score requirements and make changes we expect that this would happen over a period of months and years. 
  •  
  • We would also expect that notice would be given if score requirements are updated so that everyone is aware and can prepare.

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